男性の育児休暇取得率は?低水準の理由を解説!

「女性が働き続けられる社会を」というスローガンのもと、男性ももっと子育てにかかわることができるように、男性の育児休暇取得を奨励してきました。

少子化による働き手の不足分を、女性に補ってもらいたいということが背景にあります。制度的には2010年から、奥さんが専業主婦でも出生8週間以内であれば、夫も育児休暇が取得できるようになっています。

いっぽう、現実はどうなっているかというと、2012年の統計では、男性の育児休暇取得率はたったの1.9%です。

しかも休暇期間は2週間未満が6割も占めています。これでは奥さんに『たった数日の育児休暇でイクメンなんて!』と言われるのが関の山です。では、どうすれば良いのでしょうか?

Sponsored Links

父親はどのように育児にかかわれば良い?

男性の育児休暇取得率
出産から約3ヶ月の間、ママさんは寝る間もない忙しさです。この期間、赤ちゃんは3時間おきに授乳が必要です。

その間にオムツの交換、産着の洗濯、さらに自分の休息も必要ですが、まとまった睡眠時間が取れないので意識朦朧としながら赤ちゃんの世話をすることになります。それに加えて、日常の家事もこなすのはほぼ不可能です。

もし、パパさんが、育児休暇が取れるのでしたら、育児よりも奥さんのケアをしてあげるべきでしょう。

掃除・洗濯・お買い物・炊事など、ママさんの負担を軽くしてあげることが先決です。授乳以外は全部やる、粉ミルクで代用できるなら授乳も代わってあげて、ママさんを休ませてあげましょう。

その上で余裕があるなら赤ちゃんの入浴など、ママさんに代わってできることを手伝ってあげましょう。

男性の育児休暇取得率

男性の育児休暇取得率は先に述べたとおり1.9%ですが、もう少し違う角度から見てみましょう。

1ヶ月の間に20日以上育児休暇を取得した場合、雇用保険から「育児休業給付金」をもらうことができます。この支給率から長期の育児休暇を取得した男性の割合が推定できるのですが、出生数に対する比率はわずか0.4%しかありません。


またもう少し視点を変えてみましょう。育児休暇を取得した男性の期間別の割合は以下のとおりです。

<1ヶ月未満>
2005年:31.7%
2008年:54.1%
2012年:81.3%

<1~3ヶ月未満>
2005年:65.8%
2008年:12.5%
2012年: 7.2%

<3ヶ月以上>
2005年: 1.5%
2008年: 5.6%
2012年: 6.2%

というように、1ヶ月未満の短期か、3ヶ月以上の長期のどちらかに特化してきているのがわかります。育児休暇を取得する男性が2%程度にとどまっている方が大きな問題なのですが。

Sponsored Links

低水準の理由

では、なぜ男性は育児休暇を取得しないのか?1番大きな問題は収入がなくなることです。多くの会社では、男性も女性も育児休暇期間中、給与は支払われません。

その代わり、雇用保険から育児休業給付金が支給されますが、休暇前の賃金の67%です。会社経由で申請すると、厚生年金・健康保険料は無料になるという特典はありますが、収入3割減はかなりの痛手になります。

さらに職場の育児休暇に対する理解度という問題があります。アンケート調査によると、育児休暇の取得を希望する男性は3割以上もあるのですが、「男は仕事、女は家庭」という固定観念から離れられない上司あるいは会社の意向により、取得不可能というのが実情です。

また、育児休暇により担当していた仕事に穴をあけることになるため、その分、同僚の負担増に心苦しいという気持の問題が、加えて、休暇中に外部から穴埋めする人材を確保した場合などは、元の職場に復帰しても居場所がなくなるという心配があります。

いずれにしても、育児に関する世代間のギャップが埋まらない限り、男性の育児休暇取得というハードルが低くなることはなさそうです。

マツコデラックス!イクメンに対するパタハラが問題に

まとめ

育児休暇取得率
今後不足する働き手を女性に期待するのでしたら、もっと男性が育児休暇を取得しやすくなるような、制度設計が必要です。

具体的には、休業中の所得の補償、休業が明けたら元の職場に復帰できる保障、育児休暇取得による昇進差別の撤廃等があげられます。女性にも同じことが言えるのですが…。

男性の育児休暇中の家庭内の役割は、主にママさんのサポートです。ママに比べれば、拘束時間はそれほど多くはありません。

現代のネット社会ならば、職種によっては在宅勤務も可能です。育児休暇に対する理解度の向上に加えて、多様な働き方が認められる社会づくりが重要です。

スポンサード リンク

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ