父の日に薔薇をプレゼント!色と本数の決め事はあるの?
「母の日」にカーネーションをプレゼントするのは、周知の出来事ですよね。では、「父の日」には、どんな花をプレゼントしますか?「えっ?! 父の日に渡す花が決まってるの?!」
という方もいらっしゃるかもしれません。実は、私もそんな一人です。「父の日」の由来から、どんな花をプレゼントするのかを探ってみましょう。
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父の日とは?
「父の日」の由来を探る前に、「母の日」の起源をみてみます。
「母の日」は、1907年にアメリカで、教会の日曜学校の教師をしていた亡き母親のために、娘が偲ぶ会をもち、母親が好きだった白いカーネーションを贈ったのが起源とされています。
彼女は友人たちに「母の日」を作って国中で祝うことを提案し、1914年にアメリカの記念日として、5月の第2日曜日が「母の日」と定められました。
一方「父の日」は、1909年に同じくアメリカで、ソノラ・ドッドさんが、男手ひとつで彼女を含む6人の子どもを育ててくれた父親に感謝の意を示すために、教会の牧師にお願いして父の誕生月である6月に礼拝をしてもらったことがきっかけと言われています。当時はすでに「母の日」が始まっていたので、彼女は「母の日のように父に感謝する日もあるべき」と牧師教会へ嘆願して、翌年の6月19日に父の日の祝典を行いました。1916年には当時のウィルソン大統領が父の日の演説を行い、これにより父の日が認知されるようになり、1972年に、6月の第3日曜日が「父の日」として正式な国の記念日に制定されました。
日本では、1950年頃から広まり始め、一般的になったのは1980年代頃からですが、「母の日」に比べて、まだまだ影が薄い感じがあるのは否めませんね。
薔薇をプレゼントする理由
「父の日」に贈る花として薔薇があげられるのは、父の日の提唱者であるドッドさんが、父の墓前に、父親が好きだった白い薔薇を供えたことがきっかけと言われています。
「母の日」の花も、提唱者が母親の墓前にカーネーションを供えたことから、それが一般的に広がっていますが、同じような流れになっています。
色の決め事はあるの?
「父の日」の提唱者はバラの花を、「母の日」の提唱者はカーネーションの花を、亡き父親や母親の墓前に供えたので、このことから「亡くなった方」に供える花は「白い」、まだ健在の方には「赤い」花を贈ると言われています。
ところで「父の日には、黄色い薔薇を贈るんじゃない?」と思われた方もいらっしゃいませんか?実はこれは、1981年に設立された「日本ファーザーズ・デイ委員会」が開催している「父の日黄色いリボンキャンペーン」に由来しています。
このキャンペーンでは、幸福の象徴である「黄色」を「父の日」のイメージカラーとしたため、「黄色い薔薇」を贈る風習が生まれてきて、現代に至ったという経緯があります。
ちなみに「赤い薔薇」「白い薔薇」「黄色い薔薇」それぞれの花言葉を挙げてみます。
赤い薔薇
花言葉は「愛情・情熱・美・あなたを愛します」などで、真っ赤な薔薇は人気が高いですが、つぼみになると花言葉の意味が変わり、「純潔・純粋な愛・あなたに尽くします」となります。
白い薔薇
花言葉は「純潔・清純・心からの尊敬」などで、つぼみは「恋をするには若すぎる」などの意味になります。
黄色い薔薇
花言葉は「友情・献身・嫉妬・愛情の薄らぎ」などです。
このように花言葉を挙げてみると、黄色い薔薇には少々マイナーな意味合いも含まれていますので、「父の日」に薔薇をプレゼントする時には、黄色だけではなく、他の色も入った花束にするといいでしょう。
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本数は決まっているの?おすすめ本数は?
薔薇の花には、本数ごとの花言葉もありますが、ご存知ですか?
- 1本 一目ぼれ
- 2本 この世界は二人だけ
- 6本 あなたに夢中
- 7本 密かな愛
- 11本 最愛
- 99本 永遠の愛
- 108本 結婚してください
- 999本 何度生まれ変わってもあなたを愛します
さて、「父の日」に贈る薔薇は、何本だといいのでしょうか?
私は、6本か11本がいいのかなぁ、と思いますが、薔薇がメインではなく、あくまでも「お父さん、ありがとう」という気持ちに添えるものですので、それぞれの気持ちに沿った数にしてみては、いかがでしょうか。
でも、花束をあげたり受け取ったりする習慣にあまり慣れていない、日本のお父様方に、「父の日」とはいえ、あまりにも大きな薔薇の花束を渡すと、ビックリされるかもしれませんね。
まとめ
夫も私も、高校生の頃にお互いの父親を亡くしていますし、夫の誕生日が6月だということもあり、結婚してから6月の第3日曜日を「父の日」としてお祝いをしたことはありませんでした。
3,4年前から子供たち4人で、夫に「父の日」のプレゼントをしてくれるようになりましたが、薔薇の花は渡していないようです。
今回、記事を書きながら「今年の父の日には、私から夫に、愛情いっぱいの薔薇の花束をプレゼントしてみようかなぁ~」と思い始めています。
日頃はなかなか口に出来ない感謝の言葉を、たくさんの薔薇の花に託したいと思います。
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