夏の頭痛で吐き気があると危険なの?他の季節と違う症状はあるの?

ある番組のタイトルで「夏の頭痛で吐き気があると危険」というのに気が付きました。

「頭痛に季節の違いがあるの?」「吐き気はどうして起こるの?」など、さまざまな疑問が私の頭の中に湧いてきましたので、今回、この疑問を突き詰めてみることにしました。


Sponsored Links



夏頭痛の原因

夏 頭痛
まずは、夏の頭痛の原因です。頭痛が起こりやすい人は、暑さや寒さ、時には天候の違いによっても頭痛が引き起こされますが、今回は、「頭痛もち」ではない人が、頭痛を感じる場合に焦点を絞ってみます。

頭痛のタイプは、「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」「その他」に分けられます。頭痛発症のメカニズムはまだ明確に確立されてはいませんが、それぞれを簡単に説明してみましょう。

片頭痛
顔面周辺の神経をつかさどる三叉神経が刺激され、血管拡張物質が排出され ることによって起こる。

緊張型頭痛
肩こりなどの身体的ストレスに起因するものと、精神的なストレスに起因するものとがある。

群発頭痛
副交感神経に刺激により発症するといわれている。

では、夏の頭痛はどれに該当するのでしょうか?はっきりと線引きが出来るものではありませんが、夏の頭痛は、暑さに三叉神経が過敏に反応して引き起こされるものが多いですので、片頭痛に含まれるでしょう。

症状

片頭痛は、頭の片側、あるいは両側が、脈打つようにズキンズキンと痛むものです。これは、何らかの刺激を受けた三叉神経の末端から、血管を拡張させるさまざまな物質が放出され、それによって拡張した血管が炎症を起こしたり、神経を刺激して痛みが発生するのです。

三叉神経とは、「痛い、冷たい、温かい、触った」などの感覚を脳に伝える神経ですので、冷えた室内から急に暑い屋外に出た時などに発症することは理解できますね。

吐き気があると危険なの?

では、頭痛だけではなく、吐き気も伴うとどうなるのでしょう。

暑い日が続いて、身体がだるくて食欲もない、などの症状が出ると「夏バテかな~」と思いますが、これに吐き気やめまい、頭痛もするといった症状が加わると要注意です。

水分不足や脱水症状などが原因となり、引き起こされる「脳せき髄液減少症」という重大な病気が発症している場合があります。吐き気やめまいの症状が激しいようでしたら、すぐに医師の診察が必要となります。

また、夏に身体の痺れ等を感じたら「熱中症」が疑われますが、痺れを伴わず、頭痛、吐き気だけの熱中症もみられるので、痺れがないから大丈夫、と油断するのは禁物です。

いずれにしても、吐き気を伴う頭痛を「頭痛のちょっとひどいものかも~」と思い放置していると、陰には重大な疾患が潜んでいる場合がありますので、軽視しないようつとめるべきでしょう。

他の季節と違う症状は?

「激しい頭痛に吐き気」と言われて、最初に頭に浮かぶのは、冬場に暖かい所から急に寒い所に出た場合などに起こる、脳溢血や脳梗塞などの脳血管障害です。

ですが夏場の頭痛は、「暑さ」により引き起こされる「水分不足、多汗による脱水症状、水分の取り過ぎによるミネラル分不足」などが原因となり、頭痛、吐き気の他に、めまい、立ちくらみ、目のかすみ、筋肉の痛み、大量の汗をかく、などの症状も出てきます。

このような症状が現れたら、緊急性を要しますので迅速な対応が必要となります。


Sponsored Links

治療法

原因が「暑さ」ですので、それを取り除くのが第一ですが、暑いからといって、冷房が効きずぎているような場所に行くのは、逆効果です。

「汗をかく」という代謝は、身体の中にこもっている熱を、発汗によって下げようという働きですので、汗をかいたからすぐに冷房の効いた所へ、という行為は、汗を出そうという身体の働きを妨げてしまい、熱は身体の中にこもったままになります。

また、暑いと冷たいものを盛んに摂ることになります。冷たいものたくさん摂ることは、身体の芯を冷やしてしまうことになり、この二つの行為により、身体の中にアンバランスな状態が作られ、これが、頭痛、吐き気等のさまざまな症状を引き起こし、ついには重大な病気を発症することになるのです。

そのため、頭痛、吐き気等の症状を緩和するためには、次のことに気を付けましょう。

暑い場所にいて、身体に熱がこもってきたと感じたら、水分を少量ずつこまめに摂りながら、日陰の涼しい所に移動する。

身体のほてりが治まったら、冷房の効いた所に移動し、身体全体を冷やす。

身体が冷えてきたら、温かいものを摂ったり、動かしたりして、身体を適度に温める。

「暑いから冷たいものを摂って、身体を冷やす」という行為は、身体を適温に保とうとする自律神経の働きを阻害し、不調をきたしてしまいますので、暑い時には、身体の外から徐々に冷やしていく、ということに気を付けることが大切です。

まとめ

 頭痛 夏
こうしてみてきますと、昔の人が、暑い時に行水をしたり水風呂に入ったりして、体表面の温度を下げていたこと、熱いうどんを食べたりお茶を飲んだりして、発汗を促し体内の温度を下げていたことが、理に適っていたことがわかりますね。

科学的裏付けは無くても、日々の生活の中で培ってきた知恵が生きていたのです。

しかし、文明が発達して、気温も自由に調節できるようになった現代、室内の気温を低くし過ぎたり、体内に冷たいものを入れ過ぎたりして、身体の自然な調節作用を狂わせ、さまざまな病気の遠因を作っています。

嫌な病気を引き起こさないためにも、身体の調節機能を生かした生活の工夫が必要でしょう。

スポンサード リンク

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ