秋に流行する子どもの病気は?事前に予防して子供を守る
猛暑の夏を終えて、ようやく涼しくなる季節が秋ですが、子どもが秋にかかりやすい病気もあります。
秋だから注意したい健康管理のことや、秋に流行る子どもの病気につきまして紹介します。
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トレンド7目次
秋だから注意したい健康管理
夏から秋にかけて子どもに多い病気は、夏かぜとも呼ばれる手足口病やヘルパンギーナ、プール熱があります。夏かぜに特有である、熱や口内炎、喉の症状が出ますが、冬の風邪のような鼻水や咳の症状はあまり出てきません。
熱や喉の痛みを和らげるように治療をしながら、他の人に感染しないように注意をして、病気が回復するのを待ちます。感染性胃腸炎は、嘔吐や下痢が主な症状ですが、微熱や腹痛などの症状が出る人もいます。
ウイルスが原因で人に感染し、小児科では嘔吐下痢症という名称で呼ばれることが多い病気で、冬の前半はノロウイルス、後半は症状が重いロタウイルスと呼ばれる病気です。
健康な子どもの皮膚の表面は保湿されていますので、外から皮膚の中に細菌が入ることはありませんが、皮膚の保湿が充分に保たれていないと、傷などから細菌が入ってしまいます。
この典型的な皮膚の病気がとびひで、肌の傷は虫刺されやアトピー性皮膚炎でも起ります。
秋に流行る子どもの病気
それでは、秋に流行する子どもの病気には、どんな病気があるのでしょうか?
病気名:プール熱
流行る理由
プール熱は、正式名称を咽頭結膜熱と言います。喉の痛みと目の炎症による充血、高熱が特徴の病気です。潜伏期は5日から7日位で、潜伏期の後に喉の痛みや目の充血、発熱が急に起こってきます。プール熱は、手足口病やヘルパンギーナと同様に、ウイルス性の病気ですので、咳やくしゃみなどによって、唾液から飛沫感染します。また、プール熱は目やになどからも感染すると考えられています。
予防方法
プール熱の予防は、マスクをすることや、うがいをすることが効果的です。また、同じタオルを使わないことで、家族同士が感染しない注意が大切です。
病気名:嘔吐下痢症
流行る理由
嘔吐下痢症は、ウイルスが原因の感染性の胃腸炎です。毎年、家族内や託児所、保育園や幼稚園などで、人から人へ感染して流行し、おなかの風邪として知られている病気です。潜伏期は1日から2日ほどで、初期の頃の状態が最も悪く、ぐったりして顔色もすぐれず、吐く症状や下痢の症状があらわれる、子どもがかかりやすい胃腸炎です。
予防方法
嘔吐下痢症は、ワクチンもないので感染を予防することは容易ではありません。一旦ウイルスが施設内に持ち込まれてしまうと完全に防御することは困難な状況になります。施設内の調理従事者の清潔な調理やスタッフの日頃の手洗いやうがい、患者の早期発見と隔離などの適切な対応、嘔吐物や下痢便の適切な処理等が、発症する前の予防と発症後の拡散防止の上で必要になります。
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病気名:とびひ
流行る理由
とびひは、正式名称は伝染性膿痂疹と言う、黄色ブドウ球菌あるいは連鎖球菌による皮膚の感染症です。接触により感染しますので、子どもの施設で流行する可能性が大きい病気です。
予防方法
予防は、日頃から清潔にしていることが基本になります。病気にかかった後は、患部をシャワーなどで頻繁に洗ってあげることが必要になります。その際には、タオルは別々に使用して、共用のタオルから細菌が感染しないように注意することが大切です。
「手足口病」患者数過去10年で最多
体験談
プール熱は、夏休みに都内のプールに頻繁に行っていましたので、何度かかかったことがあります。喉の痛みと目の炎症があり、熱も出ました。
初秋の頃で、まだ暑い時期でしたので、睡眠時に寝苦しかった思い出があります。ただ、治ってしまうと体力の回復も早く、すぐにスポーツに熱中できたように記憶しています。
まとめ
秋は、スポーツなどで人と交流する行事などが多いので、ウイルス性の病気に感染する機会も多くなります。出来るだけ病気に感染しないようにして、手洗いやうがいを励行することが必要です。
同時に、病気により抵抗力が出来る効果もありますので、それほど重大な病気でない場合は、予防や治療をきちんとすれば、むしろ強くなるケースも考えられます。
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