紀寿とは?お祝いの年齢と意味や由来!喜ばれる贈り物も探る
日本の人口構成比(総務省調べ)によりますと、100歳以上の方は1万人に対して66人とわずかと0.07%しかおられません。逆算しますと150人に1人となります。そう考えるとけっこう多いような気がしてきました。
ちょうど手元にわたしの町内会の人口統計がありますが、人口約1500人に対して100歳以上はゼロ人です。95~99歳が6人いますので、数年後には全国統計値に近づくかもしれません。
故郷の青森県は北国特有の濃い味付け(塩分の摂り過ぎ!)のせいか、全国でも1,2を争う短命県です。現住所の北海道も同じような傾向があるのかもしれません。そのせいで、うちの町内には100歳以上の人がいないのでしょうか…。
昨年度、町内会の役員をやった経験から言わせていただきますと、高齢の老夫婦世帯、もしくは単身世帯は、冬の除雪が負担(1戸建て地域です)になって、持ち家を処分して中心市街地のマンションに引っ越す人がほとんどです。
または自立生活が困難になって、子供に引き取られるか、老人ホームに行くかのどちらかです。まれに、子どもさんが親の家に戻ってくるケースもあります。
我が家のお向かいさんがそのケースです。身近に100歳以上の人がいない理由は、こんな感じかと思います。
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紀寿(きじゅ)とは?
「紀寿(きじゅ)」とは、長寿の年祝いの一つで100歳のお祝いを指します。数え年で100歳ですので、現在主流の満年齢では99歳になります。
前年は「白寿(99歳)」のお祝いと連チャンになりますが、99まで来たら100までお祝いしたいのは当然です。
99歳と100歳では1歳しか違いませんが、大きな開きがあるような気がします。100年=1世紀ですから。1世紀生きるというのはすごいことだと思います。ここから先は毎年お祝いしましょう。
100歳の年祝いは「紀寿(きじゅ)」のほかに、「百寿(ひゃくじゅ・ももじゅ)」と呼ぶ場合もあります。
紀寿お祝いの色は?
「紀寿・百寿」のお祝いの色は、「白」という説もあれば、「金」という説もあります。どちらも長寿を祝い、敬意を表す色ですので、お好きな色を選んでよいでしょう。
また「百寿(ももじゅ)」の音から「ももいろ」=ピンクをお祝い色とするケースもあるようです。華やかでいいかもしれません。
意味
「紀寿(きじゅ)」は、100歳の長寿をお祝いするという意味です。単純計算で1500分の1の確率ですから、めったにお目にかかれるものではありません。
その健康な身体と日々の生活姿勢を敬い、見習いたいものです。また、その長寿の血筋を受け継いだことに感謝して、自分の健康に目を向けるよいチャンスです。
由来
「紀寿(きじゅ)」の「紀」は文字どおり100年=1世紀の「紀」です
。単純に「百寿(ひゃくじゅ・ももじゅ)」と称する場合もありますが、「紀寿(きじゅ)」の方がなんとなく重みがあるような気がしませんか?
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喜ばれる贈り物は?
「紀寿(きじゅ)」を迎えるような方が喜ぶような贈り物は、ちょっと思いつきません。わたしの倍以上の年齢です。わたしからしますと、「仙人さま」のような存在です。俗事にはすでに興味がないのでは…。
紀寿」の色や風習、しきたりなどにこだわるのはなしにして、ご本人のご希望を叶えることを再優先したいものです。食べたいもの、飲みたいものを用意して、みんなでお祝いしましょう。「紀寿(」ともなると、お子さんが「古希」以上、お孫さんが「還暦」以上、ひ孫、玄孫まで揃うでしょうね。本人含めて5世代ですか…。
白寿のお祝い品の詩。筆文字プレゼント。百寿に贈る言葉
まとめ
「紀寿(きじゅ)」をお祝いするという機会は、そうそうありません。また、そういう機会でもないと、一族が集まることもなかなかないと思います。
家族の絆を深め、横のつながりを構築する良い機会になると思います。祝うとともに感謝の気持も捧げましょう。
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