歌舞伎こけら落としの意味を探る!日本の伝統芸の理解を深める

歌舞伎は、日本の伝統芸能の代表的なものです。

歌舞伎とは、歌舞伎こけら落としの意味は、などにつきまして紹介します。

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歌舞伎とは?

歌舞伎 こけら落とし 意味
歌舞伎の名前の由来は、古語の傾く意味の「かぶく」の連用形を名詞化した「かぶき」だと言われています。

戦国時代の末頃から江戸時代の初め頃にかけて、派手な衣装や変わった格好をしたかぶき者の動きや衣装を取り入れたかぶき踊りが、慶長年間に京で人気となり、現在の歌舞伎に連なる源となりました。

かぶき踊りは、主に女性の主人公が踊っていたので、歌舞する女という意味で、歌舞姫、歌舞妓などの表記がありましたが、主に用いられたのが歌舞妓でした。

歌舞伎の表現が一般化したのは近代になってからの事です。江戸時代は、歌舞伎という名称は俗称で、狂言あるいは狂言芝居が公称でした。

歌舞伎のはじまりは、お国という女性の一座のかぶき踊であると言われています。

その後かぶき踊は、遊女屋で取り入れられ全国的に広まった遊女歌舞伎や、少年が演じる若衆歌舞伎が行われたが、遊女や若衆をめぐる武士同士の喧嘩や刃傷沙汰が絶えなかったために、遊女歌舞伎も若衆歌舞伎も幕府により禁止されました。

その後に歌舞伎が盛んになるのは元禄時代で、荒事の芸が得意な初代の市川團十郎と、和事の祖と言われた初代の坂田藤十郎が評判となりました。

明治以降は、新政府の干渉もあり、演劇改良会の設立や天覧歌舞伎の実現がありました。

第二次大戦後は、昭和37年の11代市川團十郎の襲名あたりから人気が回復し、国内の興行だけでなく欧米諸国での海外公演も行われるようになり、2009年にはユネスコ無形文化遺産に登録されるに至りました。

シネマ歌舞伎「連獅子らくだ」

歌舞伎こけら落としの意味は?

こけら落としとは、新たに建てられた劇場で初めて行われる催しのことです。

こけら落としの公演は、来場者が多くなりますので、実際には何度かの準備公演を行った後で、正式なこけら落としの公演を行う場合が多いのが実態です。

杮とは、木材を削って出た薄い木片という意味があります。木肌をカンナで削ると、削り節のような薄い木が出てきますが、これをこけらと言います。

東京銀座の歌舞伎座も、4月に5代目となる歌舞伎座が開場して、こけら落としの興行が1年間の予定で続いていますが、歌舞伎座の垂れ幕やチラシには、杮葺落とあります。

歌舞伎の常設の劇場がまだなかった江戸時代初期は、能舞台や仮設小屋で歌舞伎が演じられていたようで、その建物の屋根が最も薄くはいだ板を重ねて屋根に張り付けていくこけら葺きの工法であったために、その流れで杮葺落とするようになったと言われます。

豆知識

こけら落としの具体的な意味は、昔の大工さんの仕事から来ていると言われます。昔は、大工さんが建築の現場で、木をカンナで削りながら建物を建てていました。

工事を終えて最後に、屋根や足組の部分に残った木の削りくずであるこけらをきれいに片づけて完成としたのです。

新築や改築をした劇場の最初の興行は、昔の大工さんが行った、こけらをきれいに払い落とすという最後の行いからきていると言われます。

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体験談

銀座の歌舞伎座のすぐ近くで勤務していましたので、歌舞伎座の様子はつぶさに見ておりました。

解体前の歌舞伎座は風格があり、歴史と伝統から醸し出される格式がありました。かなりの長い時期で解体が行われ、歌舞伎座の後ろ側の高層ビルとともに、東銀座の風景を変えるような新しい息吹を感じました。新しい歌舞伎座は、以
前の面影を残しながらも、新しくデザインされたものでした。現代のビルが立ち並ぶ銀座4丁目に、日本の伝統的な建物の存在を示しているように思います。

まとめ

こけら落とし 歌舞伎 意味
歌舞伎のこけら落としは、日本の古くからの建物をつくる時に出るこけらが由来となっており、特に代表的な伝統芸能の歌舞伎座のこけら落としは、華々しい中に日本の歴史と伝統が息づいていて、今後も新しい建物で歌舞伎がますます発展していくことを願わずにはいられない気持ちになります。

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